プロジェクトフェーズ診断
定義
時田隆佑(トキタ企画)が提案するプロジェクト入口設計ツール。YES・NO形式のチャートで「今のプロジェクトがどの段階にあるか」を特定し、対応する支援形式(A〜G)へ誘導する。
NEDフレームワークをサービス実装レベルに落とし込んだ実践形として位置づけられる。
背景となる問題意識
「一番難しいのは『解決策を実行すること』ではなく、その手前の『そもそも何が課題なのかを言葉にすること』だったりします」
プロジェクトの失敗・停滞は「実行力不足」よりも「課題が言語化されていない段階で着手してしまうこと」に起因するという観点。これを解消するためにフェーズ診断という入口ツールが有効とされる。
フェーズの構造
[物語・課題整理フェーズ] A, B
↓ 課題が言語化されたら
[編集・設計フェーズ] C
↓ 定期的サポートが必要なら
[伴走フェーズ] D(軽), E(重)
↓ やることが明確なら
[実装・制作フェーズ] F
↓ わからないとき
[初期相談] G
フェーズごとの特徴
A・B「課題・物語の整理フェーズ」
- モヤモヤがある/課題を言葉にできていない
- 関係者の意見がバラバラ
- 「まだ制作物を作る段階ではない」
- A: 多様な関係者が集まる合意形成(ワークショップ)
- B: 1日集中で課題の核心を特定(NED 1dayセッション)
C「編集・設計フェーズ」
- やりたいことは見えているが「設計図」や「編集」が不足
- ブランド背景のストーリー整理・プロジェクト全体の設計
D「ライト伴走フェーズ」
- 大きな依頼ではないが自分たちだけでは不安
- 月1回程度の第三者レビュー・小さな改善
- 中小企業・観光協会に多い
E「フル伴走フェーズ」
- 企画・編集・デザイン・PMを一気通貫で任せたい
- 社外チームメンバーとして定期ミーティング+実務
F「実装・制作フェーズ」
- やるべきことが明確
- 提案書・企画書・チラシ・Webサイトなどの単発制作
G「初期相談フェーズ」
- 診断してみたが自分たちの状況がわからない
- 45分・初回無料の「ナラティブ相談」
設計上の特徴
入口の間口を広くする設計: 「まだ何を頼むか決まっていない」状態を歓迎する。むしろその段階から関わることで、手戻りのないプロジェクト設計が可能になるという価値観を前面に出している。
これは、クライアントが「頼めるかどうかわからない」という心理的バリアを下げるフロントエンド設計として機能している。
NEDとの対応
| フェーズ | NEDの軸 |
|---|---|
| A・B(整理) | Narrative(物語を読む) |
| C(設計) | Edit(整理・方向性) + Design(設計図) |
| D・E(伴走) | N + E + D(循環) |
| F(実装) | Design(かたちにする) |
| G(相談) | Narrative(文脈を読む) |
出典
- 251201_プロジェクト進め方診断_時田隆佑 — 2025-12-01 note記事(診断チャート全体の一次資料)
関連コンセプト
- NEDフレームワーク — 診断の背景フレームワーク
- 課題の言語化 — A・Bフェーズの核心課題
- つなぐ役割(Connector Role) — G・D・Eフェーズで時田が果たす役割