推す人を推す(メタ推し活)
定義
推し対象(アーティスト・作品・活動者)を直接応援するのではなく、熱量を持って推しごとをしている人を応援するという関わり方。時田隆佑(トキタ企画)が「推し活のメタ構造」と表現する(2025-11-28 note記事)。
自分がプレイヤー(推しごとをする人)にならなくても、プレイヤーを支えるサポーターとして関わることができる、という参加様式の拡張。
構造
推し対象(アーティスト・場所・活動)
↑ 熱量
推しごとをする人(プレイヤー)
↑ 支援・関心
推す人を推す人(サポーター)
具体的な関わり方
- 熱量を持って活動している人が企画するイベントに行く
- 「あの人が作ろうとしている場所なら」とクラウドファンディングで支援する
- 推しごとをしている人の発信をシェアし、可視化を手伝う
- 推しごとの実現に必要なリソース(場所・人脈・資金)をつなぐ
推し活の多層構造との関係
| 層 | 役割 | 動機 |
|---|---|---|
| 推し対象 | コンテンツ・物語の源泉 | — |
| プレイヤー | 推しごとをする人(布教・創作・イベント) | 直接の共鳴・熱量 |
| サポーター(メタ推し) | プレイヤーを支える人 | 人の熱量への共感・信頼 |
地域・組織への展開
この「推す人を推す」という連鎖が地域・組織に生まれると、物事はスムーズに回り出す。
- まちづくりでは地域の活動者(地域おこし協力隊・商店主・移住者)の「推しごと」を地元サポーターが支援する構造が持続性を生む
- 組織内では、特定プロジェクトに熱量を持つメンバーの活動をマネージャーが可視化・支援することが、組織の活性化につながる
つなぐ役割(Connector Role)との関係
メタ推し活のサポーターは、実質的につなぐ役割(Connector Role)を担っている。熱量を持つプレイヤーと、その人が必要とするリソース・機会をつなぐ存在。
違いは動機にある。「つなぐ役割」は仕事・職能として定義されるが、「メタ推し活」は自発的な関心・共感から始まる。
関連コンセプト
- 熱量でつながるコミュニティ(Passion-Based Community) — メタ推し活が生まれる母体
- 行動頻度 vs 心理的熱量 — サポーターは行動頻度低・熱量高の典型
- つなぐ役割(Connector Role) — 仕事としての接点
- NEDフレームワーク — ナラティブの読み取りとサポート行動の接続
出典
- 251128_属性で人を語る時代の終わりと熱量でつながる推しの正体(2025-11-28)